皆さんこんにちは。
腰痛シリーズの7回目は、椎間板への負荷についてです。
皆さんは、腰に負担をかけないように、何か気を使っていますか?
「重いものは持たない、重いものを持つときは膝を使う」
「屈まない」
「腰を反らさない」
「コルセットを着ける」
「運動を避けて安静」
「腹筋を鍛える」
など、ここにあげた項目の中でも、皆さんあてはまる事があるのではないでしょうか。
現在の日本は、どれだけ腰に負担をかけないように生活するかに注目し、ひたすら腰を守る風潮になっています。
腰が痛くなれば、安静にして下さい。
腰に負担のかかる姿勢をしない。(コルセットや腹筋で守る、腰痛体操)など…
しかし、年々腰痛患者が増えていることを考えると、これらの慣習や常識が間違っているのでは…
とは思わないですか?
このような研究結果があります。
⚫︎BMIが高い人、持ち上げ力が強い、作業強度が高いと椎間板変性が遅れる。(600名を対象にMRIで比較した研究) (Videman T.et al,Spine,2007)
⚫︎体重が重い方が腰椎の骨密度が高く、椎間板の状態も良い。(体重差平均13キロのある一卵性の双子44組をMRIで比較)
⚫︎仕事やスポーツによる負荷は椎間板に無害である。
(Videman T.et al,Spine J,
2010)
腰への負荷が大きいほど腰痛発症率は低い。
⚫︎農業従事者1,221名と非従事者1、130名を対象とした研究。
⚫︎腰を守りたければ肉体労働を恐れるな。
(Holmberg S.et al,Agnic Envlron Med, 2003)
この他にも、腰への負担は腰痛を減らすといった研究報告はまだまだあります。
このように、腰を痛めるからやってはいけないと思い込んでしまうと、それを記憶し条件付けした脳が誤作動を起こし、本当に痛みを作り出してしまいます。
また、行動を制限することによって、その動作をするための筋肉や神経が衰えてしまい、更に行動を避ける傾向にあります。
誤った物の捉え方によって、生活の質が低下してしまうのです。
多くの情報によって腰痛を恐れ腰を守りすぎた結果、年々腰痛患者が増加する結果となっているのではないでしょうか。
正しい情報を取り入れて、日常の動きを制限せず自由に動ける身体を目指しましょう。
長引く腰痛でお悩みであればこちらをクリック ➡️ 腰痛の方
あおふじ整骨院では、スポーツや交通事故によって発生した慢性痛の治療も得意としています。
当院では、
施術は院長が行います。
予約優先制となっております。
交通事故のトラブル等には法律事務所をご紹介します。