先日電話でお問合せ頂いた70代の男性。
電話の内容は、
何年も前から両足が良くない。
病院では、「両膝の軟骨がすり減ってなくなっているから、 後は手術しかありませんよ」
と言われているそうです。
手術をする前に何か他の方法があるのでは…と、
整骨院に行ってみようと思ったそうです。
私は、「膝の変形があっても痛みを緩和する事はできます。」
とお答えし、本日の予約となりました。
本日の来院され、問診票をご記入頂き問診となりました。
患者さん「膝はいたくないんです。買い物などの途中に両足が重くなります」
病院では、ロキソニン(痛みどめ)を処方されていて、1日3回毎日飲むように指示されたそうです。
病院の先生に、「毎日痛みどめを飲み続けて大丈夫なんですか?」と質問したところ、
「高血圧の人は一生降圧剤を飲み続けるでしょう」
と言われ、納得したそうです。
また、電話の問合せでも言われていた通り、
「これ以上軟骨がなくなって骨同士がぶつかると大変だから、手術するしかない」
とも言われたそうです。
お話を聞いた限りでは、膝の症状というよりも「間欠性跛行」と言われる症状のような気がしました。
間欠性跛行とは、一般的には腰部脊柱管狭窄症のような腰の病気が原因で発生すると言われていて、歩いているうちに下肢に痛みや痺れが出現し、長時間歩くのが困難となります。
ちなみに、腰にはコルセットを巻くように指示されているそうですが、本人の判断で使用していないそうです。
私はお話を聞いていて、画像上膝の軟骨がすり減っていたとしても、膝に痛みがないのに手術をするのはどうなのかと疑問に思いました。
仮に、腰が原因でしょうといわれて腰の検査をして、腰椎に異常所見が見つかったら腰を手術することになったのでしょうか?
50歳超の健常者の膝をMRIで検査すると、89%に異常所見が見つかり、
異常所見は年齢が高くなるにつれて増加します。(画像検査はシミ、シワ、白髪を探しているにすぎないと言われています)
患者さんの大腿四頭筋には圧痛を認め、伸張させると痛みが生じる程に緊張していました。
筋肉が緊張 ➡️ 血流低下 ➡️ 筋肉が酸欠状態 ➡️ 筋力低下
と思われます。
患者さんは、「手術しかない」、「◯◯病院を紹介しましょう」などと言われて、
随分と心配されたようです。
こうなると、通常なら自然に回復していく症状でも、長引いたり悪化したりする事があります。
患者さんにあまり不安を与えないようにしましょう。
不安や恐怖によって「脳」は機能低下をおこします。
あおふじ整骨院では、スポーツや交通事故によって発生した慢性痛の治療も得意としています。
当院では、
施術は院長が行います。
予約優先制となっております。
交通事故のトラブル等には法律事務所をご紹介します。