皆さんこんにちは。
腰痛患者の撲滅を目指すボランティア団体である、
すると、早速腰痛患者さんに向けた資料等を送ってくださいました。
ありがとうございます。
同封されていた「第23回腰痛学会参加報告」によると、
学会は、先月14日、15日に「腰痛治療 一歩前へ」という表題で開催され、
昨年までの痛い腰だけに注目した従来の考えとは違い、
「腰痛は一つの原因論ではだめ、脳が関係している」といった内容にようやく変わってきたようです。
日本の痛みの医療は数十年遅れをとっていると言われますが、患者さんに「正しい情報」が届かなければ腰痛はこのまま増え続けていくことになります。
頂いた資料を有効に活用させて頂き、正しい情報が患者さんに伝わるように活動していきます。
さて、早速栞やガイドブックを拝見させていただきました。
腰痛に関してのエビデンス(科学的根拠)に基づく情報が記載されています。
こういった内容をあらためて確認してみたいと思います。
栞の内容から…
世界の腰痛ガイドラインでは、腰痛を色でトリアージしています。
レッドフラッグは命に関わる危険な疾患であり、早期に病院での検査及び治療が必要です。
(ガン、感染症、骨折、馬尾症候群、強直性脊椎炎など)
レッドフラッグの可能性は、全腰痛の僅か1〜5%です。
その内訳は…
悪性腫瘍 0、7%
椎体圧迫骨折 4%
脊椎感染症 0、01%
強直性脊椎炎 0、3%
馬尾症候群 0、04%
といった検出率です。
これらを除く85%以上の腰痛には画像検査は必要ありません。
グリーンライト(安全な腰痛)であれば、一定の経過をたどって自然に治癒します。
グリーンライトの内訳は…
全腰痛の85%以上であり、原因を特定できない非特異的腰痛です。
画像検査で発見される、
脊椎分離症、すべり症、椎間板ヘルニアなどは腰の痛みや痺れとは関連性がありません。
骨の変形や椎間板の変性は、加齢によって進行するため検査をすれば誰にでもみつかります。
病院の検査で上記のようなことを指摘されてもあまり心配することはありません。
過度な心配は慢性化や再発の原因となります。(イエローフラッグ)
○ 腰痛に対する不安、恐怖感が強い
○ 完治しなければ生活は無理だと思っている
○ 不安や恐怖をあおる病名を告げられた
○ 安静にするよう指示をされた
○ 誰かに治してもらおうという受動的な治療を受けている
○ 抑うつ状態がある
○ ストレス要因がある
このような心理社会的因子がイエローフラッグとなり、本来なら風邪やすり傷のように回復していく腰痛を長引かせる要因の一つです。
腰痛患者さんの栞はこのように締めくくられていました。
「腰痛に屈するな‼︎ 腰痛治療は意識改革から」
○ 腰痛に対する先入観を捨てる。
○ 不安、恐怖から安心へ。
○ 安静にせず普段通りの生活をしよう。
○ 自分で治すという意識を持とう
○ストレスをうまく解消する
こういった聞きなれない情報は、少し文章を読んだだけでは全てを理解をして実践するのは難しいかもしれません。
しかし、ここまでにあげた情報が世界の腰痛ガイドラインに沿ったものものであり、治療成績も従来の治療を上回っています。
従来の治療を続けても良くならない、慢性化や再発を繰り返している腰痛には回復させるためのポイントがあります。
詳しく知りたい方、腰痛を改善させたい方はお問合せ下さい。
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