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脊柱管狭窄症の診断をされたら歩かず安静にするべきか?

脊柱管狭窄症と診断された…
腰を伸ばすと痛みが走る…
病院で歩かないように指導された…

このような人は非常に多く、外出するのを避け、家にいることが多く、

すると、歩くことがだんだんと不安なってくるものです。

脊柱管狭窄症と診断された人に向けて、歩いていいのか、安静が必要かについて解説します。


痛いから歩いてはいけない?

脊柱管狭窄症の代表的な症状に「間欠性跛行」があります。

歩いているうちに神経が通っているトンネルが狭まり神経を圧迫するため、
痛みやシビレで歩けなくなるというものです。

病院などでは、腰を反らしたり、必要以上に歩かないように指導されることもあります。


しかし、痛くても10分程度は歩けるケースが多く、それさえもやらなくなると体が衰え、デメリットの方が大きくなってしまいます。


腰痛に対する信念

腰痛が長引いたり、次々と入ってくる誤った情報などによって、腰痛に対する悲観的な考えが生まれます。

そしてそれが信念のようになって過剰な疼痛回避行動をとってしまうことがあります。

  • 痛みは有害である
  • 痛みが完治しなければ仕事や日常生活に戻れない
  • 身体を動かすと痛みが強くなる
  
このような悲観的な考えが「痛いから動いてはいけない」といった信念となり、

1日中家の中に思ったり、歩くことを避ける生活になると、治癒力を低下させ回復を遅らせる原因となります。


疼痛行動

激しい痛みや、長引く腰痛によって、痛みを回避する行動が増えてきます。

それは、腰痛に対する不安や恐怖からくるもので、できれば避けたいところです。

しかしながら、車椅子生活や寝たきり生活を連想させるような診断名を告げられると、
痛みに対する不安、恐怖感が強くなってきます。

そうして、「痛いから〇〇できない」、「じっと寝ている」といった考え方や行動をとるようになり、

身体機能の低下や気分の落ち込みなどが生じ、痛みが増してくるという悪循環に陥ります。


前向きな考えを

脊柱管狭窄症が見つかったから歩くのを控える。

これは痛みの改善に決してプラスとは言えません。

 動かさなければ動くのが苦手になり、動かすことが怖くなります。

そして、疼痛回避行動が増え、動くことへの恐怖が増し、その結果痛みの回復も遅くなります。

多くの研究をレビューした結果でも、安静で何かしらの利益が認められた研究は一つもありません。

「痛みはあるけど〇〇ができた」といった前向きな考えを持ち、できることから行動していくことが大切です。


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あおば秀樹🦴ほねつぎ院長

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