一月程前から続く両手のシビレにお悩みの患者さんが来院されました。
70歳代女性。当初は右手のみの症状でしたが、次第に左手も痺れてきたそうです。
整形外科でレントゲンを撮り、頚椎椎間板の変性があると診断されました。しばらくの間電気治療のために整形外科に通っていましたが変化がなく当院を受診しました。
手指の痺れ症状の他には右僧帽筋部への痛みがありました。
整形外科で頚椎の変性が原因と診断された手指のシビレですが、実際のところはどうなのでしょうか?
当院で首の整形検査をおこなったところ、特にシビレ感に変化はありませんでした。
温めると楽になることからも、頚椎で神経が圧迫されていると考えるのには疑問があります。
もう一つの訴えが両手の冷えです。
これは血流の低下によって運ばれる熱が少ないため、手指の冷えが生じていると考えられます。同じように、シビレに関しても血液の流れが低下し酸素や栄養が組織に運ばれず、筋肉などの組織が酸欠状態になっているとも考えられます。
正座をすると血管が圧迫され血流が悪くなり足がシビレるのと同じようなイメージです。
血液の流れが悪くなっている原因はさまざまです。
例えば、自律神経のバランスが乱れ交感神経が優位に働くと血管は収縮し、血液の流れは悪くなります。
ストレスが多い人ほど自律神経の乱れが起こりやすいとも言えます。そして、そのストレス反応を起こしやすい原因が脳の機能異常にあるかもしれません。
いずれにしても、頚椎の変形や椎間板の変性といった構造異常がシビレの原因とは言いきれません。
アクティベータで神経の流れを整えた後両手は温かくなり、血流が改善されたことが分かりました。
それに伴いシビレ感が減ってくるかを確認しながら経過を見ていこうと思います。
院長のプロフィール ➡️ プロフィール
あおふじ整骨院は交通事故治療に重点対応
診療時間、料金、駐車場のご案内
⬇️
ご質問やご予約のご相談
⬇️
交通事故のトラブル等には法律事務所をご紹介します。