定期的に当院でメンテナンスをされている50歳代男性の患者さん。
近頃、歯痛と口内炎が長引いていて、激痛のため食事するのにも1時間ほどかかってしまうそうです。
歯医者に通院していて治療をうけていますが、物がつき刺さるような痛みが続いていて痛み止めも効かないとの事。
それと、口内炎が口の中に5〜6個いつもできていて、病院でビタミン剤を処方してもらったのですが、数週間治る気配がないそうです。
そんな中、会社で行ったストレスチェックの結果が届き、医師に相談するように書いてあったがどうしたら良いかと相談を受けました。もともと心療内科に通っているのにこれ以上どうしたら良いかわからないとの事でした。
患者さん自身は会社のストレスを自覚できていないようで、「最近は特にストレスを感じていない」という回答です。
ですが、いつも治療中は会社や家庭の愚痴をお話しされていて、私からはイライラしてストレスを感じているように見えていました。
そのことについてお話ししてみると、過ぎたことは考えないようにしているからストレスではないと思うようにしているそうです。
マイナスの感情を抑圧して、それが身体症状として出ているのかもしれないため、心理面のケアをしていくことにしました。
EFTはネガティブな感情を解放する心理療法の1つで、「感情のためのつぼ療法」とも呼ばれています。
過去の記憶に付着している感情を見つけ、いらない部分だけを取り除きます。
メンタル面のサポート1日目。
日常のストレスについて話をしてもらっていると、急に歯の痛みが強くなってきました。来た時10のうち3だった痛みが8くらいになり、痛みで表情もゆがんでいます。
この時点では、ストレスとなっている問題がはっきりと分からないため、この「何かが突き刺さっているような激しい歯の痛み」に対してタッピングしてみました。
痛みなどの身体的症状が解消されると、原因となっている心理的問題も一緒に解消されることがあります。
タッピングを進めていく中で更に歯の痛みが増してきました。そのままタッピングを継続していましたが、痛みの程度は減りません。
激しい痛みが続くなか、患者さんから「職場の〇〇さんのことが嫌なのかもしれない」という言葉がでました。
そこで、「〇〇さんの事が嫌い」という言葉でセットアップフレーズを作成して、タッピングを再開しました。
すると、歯の痛みが6まで減少。更にタッピングを続けると来院時と同じ3まで痛みが減りました。もう少し続けたかったのですが、時間がきたためその日はここで終了しました。
EFTのセッション初日が金曜日、土日をはさんで月曜日にまた来院されました。
経過をたずねてみると、EFTをやった2日後の日曜の朝にはたくさんあった口内炎が全て治っていたそうです。ご本人も大変喜ばれていました。
今気になっている問題があるかたずねたところ、仕事が休みだった土曜日の出来事に対して腹がたったそうです。もう過ぎたことだから気にしていないと言っていましたが、この事に対する愚痴が止まらない様子からまだ引きずっているように感じられたので、この事についてフレーズを作りタッピングしました。
ネガティブなフレーズを言っているうちに背中から腰にかけて痛み出しました。フレーズを少し変えながら3周タッピングを行うと随分と楽になったようで、帰り際には「スッキリしました」とおっしゃっていました。
EFTを取り入れてから口内炎と歯痛が楽になっていることから、その原因が心理面にある可能性は十分に考えられます。
物事に対する考え方や捉え方も修正しながら、回復に向かうようサポートしていきます。
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