「私は体が弱いんです」
治療が終わって帰り際に患者さんがお話しされた言葉です。
この方は子供の頃運動が好きだったそうです。当時水泳をやるように勧められたのですが、おばあちゃんにこのように言われ諦めたそうです。
「〇〇ちゃんは体が弱いから水泳はやめときなさい」
「あの時水泳をやってれば良かった」と今も後悔されているようでした。
患者さんは60歳代後半なのですが、今も子供の頃に言われた言葉が頭にのこっていて自分は体が弱いと信じています。
それほど、親や家族、学校の先生などの言葉は人の人生に影響を与えるものです。
親は子供の幸せを第1に考えているものです。そして、こうすれば子供は幸せになれるだろうといった親心で色々と口出しをしてしまいます。
例えば、「あなたは運動が向いてないから勉強を頑張りなさい」と親に言われれば、この言葉が心の奥にすり込まれ、これから伸びていったかもしれない子供の可能性を摘んでしまうかもしれません。
大人は経験値や持っている知識が多いため、それを正解として子供に押しつけてしまうことがあります。
しかし、それは大人の固定観念であって、時には子供の方が柔軟な考え方によって良い判断ができることがあるかもしれません。
腰痛に関していえば、思い込みが治りに影響している可能性があります。
腰が悪いから負担をかけてはいけない、痛いから安静にしなければならない、痛みが完治しなければ運動できないなど、腰痛が長引く患者さんは様々な思い込みをされています。
しかし、「腰は負担をかけると強くなる」「痛くても動ける範囲で動くと早く回復する」と病院や治療院の先生に言われたらどうでしょう?
研究によると腰痛に対して前向きに考えることによって、活動量が増え腰痛が早く回復することが分かっています。
このように、様々な思い込みが人の人生に大きな影響を与えている事があります。あまり自身の持っている固定観念に執着せず、柔軟な考え方で生活できたらもっと良い方向に向かっていけるかもしれません。
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