5ヶ月ほど前から続いている膝の痛みで来院された60歳代女性。
最近痛みが増したため整形外科でレントゲンを撮り結果は異常なし。
何度かヒアルロン酸の注射を打っていますが改善しません。
痛みを訴えているのは膝裏。
痛みは膝裏の内側と外側を行ったり来たり、押した痛みは膝裏を通過するふくらはぎの上にあります。
股関節の動きを見るために、屈曲、外旋を加えたところ、腓骨筋部への痛みがありました。本来ならこの動きで殿部の筋肉がストレッチされるはずですが、それより先に足への痛みが出てしまいます。
痛みが発生している部位は関節の外、膝から下の筋肉にあるようです。
神経の流れを整えるためにアクティべータ施術を行いました。
施術後は全身の緊張が取れ、股関節の動きも良くなり腓骨筋の痛みも軽減していました。
6日後に2回目の施術となりました。
その間に、以前から予約していたMRIの検査を受けたそうです。
検査で分かったことは、半月板にキズがあるという事。
この半月板の異常が痛みの原因なのでしょうか?
実は私も運動中に膝の半月板を損傷した事があります。
急性期は足を引きずるほどの激痛でしたが、その後は痛みを感じることはありません。今もたまにロッキングの症状があることから、半月板が修復された訳でもないと思われます。
つまり、半月板の損傷と長引く痛みの関連性はあまりないと考えられます。
痛みが長引く原因は様々です。脳の働き、脳内物質の分泌、神経の乱れ、その原因となるストレスなど特定することは困難と言えます。
2回目の施術後は全身の緊張と共に、圧痛部の硬結(筋肉のコリ)も取れていて、痛みも随分と減ったようです。
力が入りにくかった関節の動きも良くなっています。
レントゲンやMRIで分かるのは骨や軟骨の異常で、人体をコントロールしている神経の働きの異常は見えません。
痛いところにばかり注目するのではなく、心と身体全体を見ることが大切だと思います。
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