腰痛になった時、日に日に良くなって完治する人と、症状が慢性化したり再発を繰り返す人がいます。
その違いはいったいどこにあるのでしょう?
実は痛みの原因の多くは体の構造異常にはなく、内面にある心の状態、不安、緊張、考え方の癖などによって起こる体の反応が関係しています。
ストレスで胃が痛くなるように、感情的な問題が身体的な痛みを作り、慢性化や再発を繰り返す原因となっています。
本日来院されたHさんは、定期的に通院されて随分と良くなっています。
「あとは正座ができればいいんだけど…」
と言われていました。
初めて来院された頃は、腰や左下肢の痛みやシビレが強くお困りのようでした。
腰椎椎間板ヘルニアが原因だから良くならないと強く信じていましたが、
ヘルニアは自然に消失することを根気よくお伝えし、理解して頂いた頃に症状は無くなりました。
本日、あえて正座をしていただきながらお話を伺うと、両大腿部のつっぱり感が邪魔をして膝が曲がらないとのこと。
EFTタッピングを行いながら更にお話を伺うと、また以前のように痛みが戻ってしまうのではないかという怖さがあることもお話されていました。
タッピング後、膝の曲がり方に大きな変化はありませんが、大腿部のつっぱり感がなくなり膝周辺の違和感に変わったそうです。
痛みの部分が移動するケースでは感情の問題が関わっていることがあります。
EFTを継続していくことで正座もできるようになると思います。
気持ちの変化によって身体は様々な反応をします。
そして身体の変調は心にも影響を及ぼします。
また痛みが戻ってしまうかもしれない不安が身体を緊張させているのかもしれません。
Hさんには、心の部分にも安心を与えられるように施術をしていこうと思います。