口を開閉するとガクガクと音がする顎関節症

当院に通院されている50歳代男性。



口を開閉するときに、「ガクガク」と音がします。



家で食事をしていると、奥さんに「うるさい」と言われることもあるそうです。



夜中に歯を食いしばることが多く、寝る時には歯科で作ってもらったマウスピースを着用しているそうです。



定期的に全身のメンテナンスを受けにきていただくのですが、



今回は、アゴの調整を加えてみました。



はじめに、アゴの状態を観察してみると、



口を大きく開くことは可能なのですが、動作時にクリック音(ガクガク)が伴います。




痛みなく開閉できるのですが、最大に開いた時に、アゴの軌道が右にずれていくのが見た目でわかります。



いつものように、アクティベータで全身の調整を行い、



アゴの調整に移りました。



神経学的なエラーがアゴにも出ていたため、



アクティベータで軽い振動を与え調整していきます。



施術後に再び動きの確認を行ったところ、



アゴの動きは真っすぐで口が開くようになり、クリック音も少なくなっていました。




アクティベータ施術では、顎関節の構造を見るのではなく、



関節の機能を見ているので、



神経バランスが整い関節の動きが良くなると、結果的に痛みも軽減していきます。



良い状態を癖づけさせるために、次回からもアゴの調整を続けて見ようと思います。