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心配しすぎて出現する脛(すね)の痛みは心理的なもの?

定期的に通院されている40歳代の女性。



様々な行動と「めまい」を結びつけてしまい、不安になってしまいます。



その時に現れるすねの痛み。



不安になった時に身体に現れる反応だと思われます。



不安になった時、手に汗をかいたり、鼓動が早くなったり、呼吸が早くなったりと人によって反応は様々なのですが、頭痛や腰痛といった身体的な痛みとして出現することもあります。



患者さんは、少し前まで階段を上るとめまいで倒れてしまうのではないかという心配から、階段をのぼることができませんでした。


そして、この時にすねの痛みも出現します。


そこで、階段をのぼる場面を想像しながらタッピングを行いました。



階段をのぼる不安が解消され、その後階段をのぼる時に倒れてしまう心配はなくなったそうです。



そして、今回の様子を伺うと、階段はのぼれるようになりましたが、昨日遊びに出かけた時の疲れでめまいがして倒れてしまうのではないかと不安になっているそうです。


一般的には、遊びで疲れたくらいでめまいがして倒れるというようなことを考えることはないと思いますが、不安は、それほど危険でなくても、全く危険がなくても生じることがあります。



何かの行動や環境とめまいとを結び付ける習慣は子どもの頃から続いているそうです。



そんな自分が嫌になるとのことでした。



今感じているこのような感情にタッピングを行いました。



めまいに対する不安が減ってくれば、身体に現れるすねの痛みも軽くなってくるのだと思います。