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天候によって痛みはかわるのか?

先週は真夏のような暑さが続きましたが、今日は20度を下回る寒い日になりました。


「寒い日は痛む」


という人もいると思いますが、実際に天候が痛みを左右することがあるのでしょうか?



気温の変化に敏感な高齢者や慢性痛がある人は、気温、湿度、気圧の変動によって痛みの感じ方が変わる傾向が見られます。



天気が悪い時、気温や気圧が下がった時には、自律神経の乱れが生じます。



交感神経が刺激されてストレス反応が生じれば、痛が強くなることがあります。



「天候は痛みに影響を与えない」


といった研究報告もあるのですが、気温や気圧の変化、いわゆる環境の変化は人にとってストレスになることがありますから、



環境の変化が自律神経のバランスや脳の働きに影響を与え、痛みを生じさせる可能性はあると思います。



そして、その条件で痛みが生じた経験が脳に癖づけされ、繰り返されることもあるでしょう。



いずれにしても、痛みは複雑であることから、様々な可能性をみながら原因を探り対処することが大切といえます。