尾骨部の痛みは、外傷で発生することが多いのですが、一定の期間が過ぎても良くならないケースがあります。
損傷するケースの多くは尻餅などで発生し、
座ると椅子などに当たって痛いため、それがストレスになり長期化することもあります。
今回のケースでは、
「長引く痛みの原因は自律神経の乱れにある」
と病院で言われた男性の症例です。
痛みの原因は交感神経?
自律神経が乱れたときの症状
患者さんは、痛みシビレの他に、下記のような症状が続いているそうです。
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不眠
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便秘
- 足底の汗
痛みに過敏になってる
心理的ストレスが痛みを強くする
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痛みが良くならない
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仕事を1年半休んでいる
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夜眠れない
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痛みがツラい
1: 痛みが良くならないストレス
「どうしてよくならないんだろう…」
「一生このままかもしれない…」
といったような考えが頭の中をぐるぐる回り、脳が疲れてしまうため、痛みを鎮めるシステムがうまく働かなくなります。
これでは同じ痛みでも、耐えられない痛みに変わってしまいます。
仕事を長期間休んでいる
仕事をすることで痛みが強くなるという恐怖心もあります。
行動を避けることによって活動レベルが低下。
経済的不安など。
様々な要因がストレスとなり、気分は落ち込み症状は長引くことになります。
夜眠れない
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痛みのために眠れない
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痛みのことを考えすぎて眠れない
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活動量が低下し体が疲れていない
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交感神経が優位になっている
痛みがツラい
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夜中や寝起きが痛い
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動かすと痛い
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座っていると痛い
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座った姿勢からの動き出しが痛い
このように、「〇〇をしてる時は痛くて、〇〇をしている時はマシ」
という波が必ずあるはずなのですが、痛みが長期化してくると、
「いつも痛い、何をしてても痛い」
といったように、いつも痛みに注意が向くようになります。
痛みのことばかりを考えているのは大きなストレスだし、脳に負担をかけ疲れさせてしまいます。
まとめ
そのことを知らないと、将来どうなるかなどの不安が増し、活動量が減り、夜眠れなくなり、仕事への復帰が遠のき、更に不安は増して、
だんだんと悪化していくことも多いです。
正しい知識を得て、少しずつ体を動かすことが大切で、そこから小さな気づきが増えていきます。
脳が安心してくると自律神経が整い、痛みも軽くなっていくものです。