医療従事者を差別する…
マスクが売ってないからと、店員を怒鳴る…
運送屋さんに消毒液をかける…
など、心が痛くなるような行いが増えています。
コロナウィルスの影響で、世の中には不安や恐怖蔓延し、多くの人の思考が歪み、ネガティブな感情が溢れています。
しかしこのように、誰かをターゲットにして責め立てるのは、人間の習性であることも事実なんです。
①自分は正しいと思う心理
②ルール違反が許せない感情
③制裁を与える事は快感なこと
これらについて解説します。
①自分は正しいと思う心理
だから制裁を与える…
自分だけにはそれが許される…
このように考えてしまうのは、人は「自分のことが正しい」と思うからです。
「自分のしていることが正しい」
が前提にあるため、それに反する事をしている人を許せなくなるのです。
だから、正しい自分がその相手に罵声を浴びせ、暴力を振るうのは許される。
この考えは、正義感から来るもので、本人は悪いと思ってません。
これらは誰にでもある感情なのかもしれないのですが、普通はそこにブレーキがかかります。
ブレーキが効かない人は、そのような心の状態なのかもしれません。
②ルール違反が許せない感情
こんなじょうあの中、
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マスクを買うために行列する人
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海に出かけていく若者
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パチンコに行く人
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家族連れでスーパーに行く人
そして、その人たちに何か制裁を加えたいと思うんですね。
SNSで叩いたり、中には直接攻撃する人もいます。
それをやってる自分は、世のため人のために貢献していると考えており、その人にとっての正義です。
しかしながら、冷静に考えるとそれをやることによって得られるメリットはゼロ。
それにもかかわらず、多くの時間とエネルギーを使いそれらを行うのは、快感だからなんです。
③制裁を与えるのが快感なこと
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説教
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人の不幸
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いじめ
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制裁を加える
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グチや悪口
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差別
これらが報酬となって、ドーパミンが分泌されます。
すると人は快感を得ることができるのです。
そして、その快感を再び得たいと思うことにより、依存することにもなります。
つまりこれらは、ギャンブルやお酒、タバコなどに溺れてしまうのと似ています。
まとめ
②ルール違反が許せない感情
③制裁を与えるのが快感なこと
これらについて解説しました。
人は、自分が正しいと思い込み、その基準に従い相手を判断しています。
そして正しさの基準から外れてルール違反する人を責め立てます。
それが快感なんですね。
すると、他人をネガティブな目で観察し、あら探しをしてしまうようになります。
どうせなら、自分や他人のためになることに報酬を求めた方が良いですよね。
運動したり、
他人に親切するなど。
これらは達成感や喜びを得やすく、ストレス解消になります。
ネガティブを振りまくと、自分の心が傷つくし、
それよりも、喜びや感謝を広げるほうが、自分も幸せでいられます。