ショックな出来事や、深い悲しみの中にいる時、 「心が痛む」のように表現されることがあります。 「心の痛み」とは一体なんなのでしょう? 「心身一如」」という言葉があって、 「肉体と精神は一体のもので、分けることができない」ということを示しています。
ストレスによって痛みが強くなることは広く知られてきています。 ストレスといっても様々で、痛みそのものに対する不安な気持ちや、不快な環境下で引き起こされる情動によるものも関係します。...
数年前のこと、私が購入した洗濯機がほんの数ヶ月の使用でエラーを表示するようになり、動かなくなったことがあります。 保証期間中だったことからすぐに修理してもらい、無事に使えるようになりました。 修理に来てくれた電気屋さんによると… 基盤のノイズに反応してエラーが発生したのだそうです。 機械、部品の故障などではありません。
痛みに注意が向いている時は痛みが増強する ストレス要因に注意が向いている時は強力に鎮痛される 「戦争中は銃で撃たれても痛みを感じなかった人が多くいた」という報告があるのですが、これは心理的な状況次第で痛みが変化するということを示しています。 戦争という極限のストレスの中では、注意がそちらに向き痛みに意識が向かないからです。...
ストレスによって痛みが強くなったり、鈍くなったりすることがあるのでしょうか? 敵や猛獣に襲われた時、あるいはスポーツや格闘技の試合など、 緊急時には、回避して逃げるのか、それとも闘うのかを瞬時に判断し行動に移す必要があります。 この時、脳内物質の一つ、「ノルアドレナリン」が分泌されて身体を戦闘態勢にします。...
過去にひどい痛みでつらい思いをした経験がある人は、 「またあの時のような強い痛みになるのではないか」と、 不安や恐怖の感情を持つようになり、通常よりも痛みを強く感じることがあります。 痛みやつらい経験は脳に記憶され、その記憶とともに不快な感情は再び現れます。 そして、その感情はその人の行動にも現れます。...
先週は真夏のような暑さが続きましたが、今日は20度を下回る寒い日になりました。 「寒い日は痛む」 という人もいると思いますが、実際に天候が痛みを左右することがあるのでしょうか? 気温の変化に敏感な高齢者や慢性痛がある人は、気温、湿度、気圧の変動によって痛みの感じ方が変わる傾向が見られます。...
多くの人は、痛みがある時、必ず体のどこかに不具合があるという先入観があります。 しかし、身体に異常がなくても痛みが生じることはありますし、 痛みの感じ方は人によって違うことがあり、その時の環境や心の状態によっても変化します。 ストレスや不安、恐怖といった感情が痛みを強くすることがあります。...
体に痛みが出る時には、何か痛み出すきっかけが必ずあるものだと、多くの人は思っています。 そのため、どこかが痛くなると、過去に何をしたかを思いだし原因を探ります。 先週は鶴ヶ島にも雪が積もりましたので、雪かきをした、滑って転んだといった原因で痛みが出た方も多く、このようなケースでは痛みが出たきっかけはすぐに分かります。...
定期的に通院されている40歳代の女性。 様々な行動と「めまい」を結びつけてしまい、不安になってしまいます。 その時に現れるすねの痛み。 不安になった時に身体に現れる反応だと思われます。...