痛みの感じ方は人それぞれに違うため、外から見てもその痛みの程度を正確に知ることはできません。 杖をついていたり足を引きずったりといった疼痛行動を見ても、本当の辛さは本人以外分からないものです。 しかし、身近な人の痛みに共感したり、痛い場面をイメージするだけでも脳は痛みを認識していることが分かっています。...
気分が落ち込んでいるときや心配ごとがあるとき、 あるいは、病院で怖い診断名を告げられたときなどに、 痛みの悪化を経験したことはありませんか? 実は、悲観的な感情によって痛みをしずめる脳の働きが低下してしまうことがあります。 この記事では、 ネガティブな感情によって痛みが強くなる仕組み 前向きな考えで、痛みを軽くするコツ をご紹介します。...
痛みが慢性化している… いろんな病院に行ったけど改善しない… 腰痛持ちだし膝も痛い… 思い当たる原因もないし、どうして痛みが続いているのかわからない。 そんなあなたの痛みが続いている原因は痛い場所ではなく、脳にあるのかもしれません。 この記事では、痛みと脳の関わりについて解説していきます。
現代社会には様々な情報があふれており、 その全てが正しい訳ではありません。 しかし、テレビやインターネット、知人などから伝わる情報が真実かどうかを見極めるのは非常に困難であり、 正確な情報を見極める能力が低いと、その人の健康や生活に悪影響を与えます。 先週の新患さんです。 全身の関節の軽い痛み、 右腰から下のはり、...
昨日のブログで書いた、 股関節から膝にかけての痛みで来院された患者さんが本日も来院されました。 様子を伺うと、 仕事をしていたら、だんだんと痛くなってきたそうです。 昨日、ももの筋肉をほぐした後から今朝までは楽だったようでした。 患者さんには昨日お話しておきましたが、 硬くなった筋肉を一時ほぐしてもまた硬く戻ります。...
このような研究報告があります。 ⚫︎うつ病患者の75%以上は痛みを伴う身体症状があります。(世界各国のWHOデータを分析) ⚫︎ うつ病患者は脳内報酬系の側坐核が機能低下。 慢性痛と心の状態が関与する事が、様々な研究で分かってきました。...
夏樹静子さんの「腰痛放浪記 椅子がこわい」を読みました。 ベッドの中で目覚めた直後から始まり、立っている事も椅子に座る事もできないほどの激しい痛みで苦しんだ3年間を書いた腰痛闘病記です。
28日 8月 2015
本日来院された患者さんのお話です。 スリッパを履くと足の甲が痛くなる。 冬用の温かいスリッパなら痛みが出ない との事です。 別の患者さんのお話です。 車の座席に座るとお尻が痛い。 普段椅子に座っても大丈夫。 スリッパの種類や座る場所。 通常ならこんな事で痛みが出るとは考えませんが、このような方は他にもいらっしゃいます。
覚える事は、「知らないこと」から「知ってること」への脳の変化です。 脳が変化してその変化が元に戻らなくなる場合を「可塑性」と呼びます。 例えると、 ゴムボールを指で押しても、指を離すと元に戻ります。 しかし、粘土を指で押して離しても、指の形に凹んだまま元に戻りません。...
慢性痛に多いのが、日によって痛い場所が変わるという訴えです。 始めは左の腰が痛かったのに、治療しているうちに右が痛くなったとか、全体が痛くなったという人もいます。 この時、大抵は最初に痛かった左側の痛みは緩和しています。...