スポーツ選手、特にサッカー選手の股関節部に多発するのが、鼠径部の挫傷です。
他にも、バスケットボール、テニス、野球、乗馬、空手といった競技にも、発生しやすいと言われています。
サッカーのように、キックをくり返すスポーツに多く発生するのですが、オーバーユース、ウォーミングアップの不足、瞬間的な動作などが原因となります。
体幹(背中、腰、腹筋)から股関節にかけての筋肉のアンバランスや柔軟性の不足によって、股関節は不安定となり、不自然な使い方によって損傷が生じます。
鼠径部痛には、足を内側に引き寄せるときに働く、内転筋群が関与してしています。
歩行時の痛み、患部の腫れ、指で押したときの痛みが認められることがあります。
抵抗下での股関節内転(腿を閉じる)や、股関節を開くストレッチによって、痛みは強くなります。
鼠径部痛は、治りにくいのが特徴で慢性化しやすいといえます。
急性期には、練習を休むなどの安静が必要とされますが、関節の可動性、関節周囲筋の柔軟性といった、関節機能を向上させるためのリハビリが必要となります。
しかし、バランスが悪い状態でトレーニングをしたり、競技を再開することにより再発し、痛みを繰り返してしまうことがあります。
全身のバランスを整えることが、もっとも大切だと考えられます。
身体の働きをコントロールしているのは、全身の神経の働きによるものです。
神経の流れが正常であれば、身体はしっかりと働いて、ケガも早く治ります。
しかし、神経の働きが低下すると身体はバランスを失い、少しの事でケガをしたり、治癒力の低下から慢性化してしまうこともあります。
身体のバランスが悪い状態でトレーニングやリハビリをやっても、あまり効果的ではないかもしれません。
あおふじ整骨院では、神経の働きに直接アプローチして、身体の働きを改善させます。
その結果、関節の機能は良くなり、鼠径部痛をはじめとする身体的な問題は軽くなっていきます。